降格チームとしての期待や、日本人選手のデビュー、そして日本人選手の加入など様々な面でも注目されるであろうドイツ2部通称ツヴァイテリーガでのスタートとなったインゴルシュタット。「トップデビューが近いみたいだし、一目渡邊くんを見たいけどインゴル?はてなんぞや」「関根君みたいんだけどインゴルてどんなチーム?」と言う人たちのために今年も私的選手名鑑を作りました。なんやかんや毎年恒例企画です。特に今シーズンなんかは2部に降格した事によってあまり選手名鑑に載らないんじゃないかと思うのでサポ目線の選手名鑑ですが参考にしていただけたらなと思います。(最終更新日:2018/2/19)


選手名鑑の見方
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○ クラブ紹介

FCインゴルシュタット04は2004年にドイツ・インゴルシュタットに本拠地を置くクラブで、MTVインゴルシュタットとESVインゴルシュタットとが合併してできた新米クラブである。チームカラーは赤黒で、かつてスウェーデン軍の包囲を耐え凌いだ歴史を持つ要塞の町・インゴルシュタットに因んだ堅いサッカーが目標。愛称は「Schanzer(シャンツァー)」で、意味は「堡塁(ほるい:敵の攻撃を防ぐためにコンクリートなどで造られる壁)を構築する者」。14-15シーズンにツヴァイテリーガ(ドイツ2部)を優勝しブンデスリーガに初昇格すると、降格濃厚だった翌シーズンのチームは11位でフィニッシュ。迎えた16-17シーズンは監督交代に失敗しスタートダッシュに大きく出遅れあえなく降格。チームも選手放出を余儀なくされ、今シーズンは新たに生まれ変わった形でのスタートとなる。各年代の若手選手の育成の場であるセカンドチームの保持が必須ではなくなったブンデスリーガだが、チームはインゴルシュタットIIと言うセカンドチームを保持しており、レギオナルリーガ・バイエルン(ドイツ4部バイエルン州リーグ)に所属している。これまでセカンドチームはU-23(23歳以下+オーバーエイジ)だったが、今年からはU-21へ変更している。チームに伝統のスタイルと言ったものは明確にはないが、守備時は要塞のように壁を作り、前線の選手がプレスに走り回る守備が昨今のサッカーでは特徴的。かつてクラブに在籍していた選手には、オーストラリア代表ヘルタベルリン所属のマシュー・レッキー、ブライトン所属のパスカル・グロース、ホッフェンハイム所属のベンジャミン・ヒュブナー、アウグスブルク所属のカイウビーらがおり、かつて指揮した監督には、昨シーズンRBライプツィヒを指揮し昇格後初シーズンながらCL出場へ導いたラルフ・ハーゼンヒュットルがいる。プレミアほど互いが互いを嫌ってはいないが、ライバルクラブはアウグスブルク。ダービーマッチにはバイエルン州のバイエルン・ミュンヘン、アウグスブルク、ニュルンベルクらとのバヴァリアンダービーや、ヤーン・レーゲンスブルクとのドナウダービーがある。一見名前からダルムシュタットと縁があるように思えるが、共に昇格し共に降格しただけであってダービーはない。日本でいう鹿島広島、柏と鹿島のような感じだろうか。
17-18シーズン夏の移籍市場での移籍一覧はこちら
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17-18シーズンのチームのスローガンは
「JEDER1TEIL(1部復帰)」


□ 監督

マイク・ヴァルプルギス
(Mike Walpurgis)

(1973/10/09/ドイツ)
マイク・ヴァルプルギス

その名前から「魔女」の異名を持つ一見強面のおじさん。強面であるが故にインタビューをされている模様がただのカツアゲにしか見えない。昨シーズンはシーズン途中に急きょ就任し、残留へ導けなかったものの、チームを見事に立て直し、負のムードを断ち切った。これまでに5部や3部の指導歴があり、2部での指揮は今回が初めてとなる。監督としてもまだまだ若く、選手とともに成長していきたいとコメントしている。
「学ばせる」事を重要視した言動や、チーム全員の持ち味を活かそうとするサッカー、若手の育成に熱が入る姿勢からは前々監督ラルフ・ハーゼンヒュットル(現RBライプツィヒ監督)を彷彿とさせるものがある。
目標はあくまで1年での復帰だが、突出した昇格候補がないが故の熾烈な昇格争いを勝ち抜けるか否かは、昨シーズン未勝利のチームに魔法をかけた彼の手腕にかかっていたが、3節レーゲンスブルクとのドナウダービーにて逆転負けを喫し、解任された。

ステファン・ライトル
(Stefan Leitl)

(1977/08/29/ドイツ)
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ヴァルプルギス氏の解任を受けて、暫定ながら後任に抜擢された若人。現所属の中ではチーム最長の所属歴を持つ古株。07-08シーズンからインゴルシュタットの選手としてプレーし13-14シーズンで引退、14-15シーズンからはU-17監督、15-16シーズンからセカンドチームを率いており、創設間もないインゴルシュタットと言うクラブの良い点悪い点を知っている男。過去にはキャプテンマークもまいており、そのカリスマでチーム再建へ導く。就任以降は守備をベースとしたチームへと変化させている。監督としてはまだまだ成長過程でもあり、戦術の引き出しは少ないが、選手からの信頼は厚い。

今シーズンの主なフォーメーション
4-1-2-3





■ キーパー

1. エルヤン・ニーラン
(Örjan Nyland)

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現役のノルウェー代表。積極的に飛び出し、身体能力を活かしたセーブやフィードや判断力の早さや定評のあるキック制度が魅力のインゴルシュタットの1番。そのルックスから「王子」の呼び名がついている。昨シーズンは定評なパフォーマンスでチームに貢献できなかったが、監督交代で出場機会を得た今シーズン途中からは1番の番号にふさわしいパフォーマンスを披露している。


24.ファビアン・ブンティッチ
(Fabijan Buntic)

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主にインゴルシュタットII(U-21)での出場が多い若手キーパー。パントキックが上手く、サイド奥の選手の足元にもピタリとボールを配給する。渡邊くんと同じくヤングスターと称される。年齢の割に大人びており、ファッションも高い身長を活かしたファッションをしており、モデルのようにオシャレ。


16.マルコ・クナラー
(Marco Knaller)

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今シーズン夏の移籍市場終了間際でザントハウゼンから加入したベテランキーパー。シュートへの反応が素早く、192cmの長身を活かした安定感を見せる。PKストッパーとしても定評があるが、ロングパスの精度はやや低め。祖父はGKコーチで父は監督、兄はフォワードとサッカー一家で育てられた。





■ ディフェンダー

4.パウロ・オタヴィオ
(Paulo Otávio Rosa Silva)

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今夏オーストリアのLASKから加入。南米仕込みの個人技と爆発的なスピードを兼ね備えた若手サイドバック。インナーラップが上手く、スルスルと前線へ上がっていき、フリーでボールを受ける様はそれだけでも観る価値がある。オフェンスだけでなく、快速を活かしたインターセプトも魅力。プレスのスイッチが入れば前線まで追い回すなど、終始スピードを活かしたプレーをする。。8/13 DFBポカール1回戦1860ミュンヘン戦にてデビュー。


h2 id=”title3-2″>2.フレデリック・アナヌー
(Frederic Ananou)

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冬の移籍市場にてローダ(オランダ)より獲得。ドイツのアンダー世代の代表にも選ばれており、ノイマンとはU-20代表にて共にセンターバックとして出場した経験も。センターバックとしては小柄だが、持ち運べる強みを兼ね備えている。


25.ハウケ・ヴァール
(Hauke Wahl)

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昨シーズン、パーダーボルンから加入もチームの不安定な守備やディフェンス陣の連携不足で結果を残せず、冬にはハイデンハイムへとレンタルに。ハイデンハイムでは途中加入ながらスタメンで出場し、経験を積んだ。若く、イケメンで高身長とこちらもハイスペックな容姿を兼ね備えているだけに人気が高い。年齢の割に落ち着いたプレーができ、DF故なのかセットプレーでは相手のいやらしいポジションをとっている。第7節デュイスブルク戦ではチーム加入後初ゴールを含む2ゴールを挙げるなど、今シーズンは安定した守備に加えオフェンス面での貢献も。


26.フィル ヤニック・ノイマン
(Phil Yannik Neumann)

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今夏、シャルケからフリー移籍でチームに加入。U-20ワールドカップではチームのベスト16に貢献した現役のドイツU-20代表ディフェンダー。20歳ながら191cmのがっちりとした体格を活かした空中戦の強さから”メルテザッカーの再来”とも呼ばれている。センターバックや右サイドバック、ボランチなどユーティリティーな選手なのも魅力。一対一の対応が上手く、対面した相手にはしつこく付きまとう。リーグ開幕戦ウニオン・ベルリン戦でデビュー


27.ルーカス・ゲルシュペク
(Lukas Gerlspeck)

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U-19から昇格したての若手センターバック。ブンティッチやタールハマー同様セカンドチームでの出場が主。突発的な能力はないものの、オールラウンダーとして最後尾で構え、ボランチやウイングバックのカバーに勤しむ。ロングフィードもやや連係など不慣れな点はあるものの、良い質のものを持っており、これからに期待がかかる。


34.マーヴィン・マティプ
(Marvin Matip)

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インゴルシュタットのキャプテン。

在籍歴もチームで2番目になり、数度の監督交代やチームの昇格も降格も味わっている貴重な選手。オールラウンダーという言葉が合うようなバランサーで、守備に人数が揃っていると判断すればサイド奥にでも顔を出す。守備でも経験を活かした落ち着いたプレーをし、若手選手たちのお手本となっている。リヴァプール所属のジョエル・マティプの兄。毎年クリスマスにはサンタコスを披露する事に定評がある



28.クリスティアン・トレーシュ
(Christian Träsch)

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ヴォルフスブルクから加入。ドイツA代表での出場経験もあるベテランサイドバック。インゴルシュタット(都市)出身の選手で、過去にはFCインゴルシュタット04発足前のMTVインゴルシュタットの下部組織に所属していた。新体制となったインゴルシュタットで鍵となるサイドバックを務めるだろうと予想されており、チームを引っ張っていくであろう選手の一人として期待の目が集まる。第5節エルツゲビルゲ・アウエ戦で先発し、デビュー戦ながらもこれまでのキャリアは伊達ではないと言わんばかりの高パフォーマンスを見せた。今シーズンは経験とセンスを買われ、ボランチの位置での起用が多い。


3.トビアス・レフェルス
(Tobias Levels)

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昨シーズン途中に出場機会激減に不満を態度に表し、セカンドチームへ追放。ライトル体制への変更に伴うフォーメーション変更でトップチームへの復帰を果たした。インターセプトやロングボールが持ち味で、15-16シーズンには後方からのロングボールで1試合2アシストを記録。一見チーム最年長に見えなくもないが、一応31歳である。愛称はレフェ爺





□ ミッドフィルダー

 

5.マックス・クリスティアンセン
(Max Christiansen)

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高い身長や激しいプレスが持ち味の未来を担う選手。アンダー世代のドイツ代表にも選出されており、キャプテンを務めたり、五輪のメダル獲得に貢献した。今シーズンまでは出場機会が少なくセカンドチームでの出場も多々あり、共にセカンドチームから昇格したライトル監督の秘蔵っ子として今シーズンはブレイクを狙う。


6.アルフレッド・モラレス
(Alfredo Morales)

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アメリカ代表のミッドフィールダー。豊富な運動量を武器に走り回りカバーやこぼれ球回収に勤しむ。攻撃のセンスが良く、不意を衝くシュート、テクニカルなプレーで観客を沸かせる。今シーズンはそんなセンスの良さを買われ、フィニッシャーにもなりやすいインサイドのポジションを務める。タックルはさほど上手い印象はないものの、インターセプトが上手い。ライトル監督の初陣となったフュルト戦では右サイドバックを務めるほどのユーティリティープレイヤーなのも魅力の一つ。


8.アルモグ・コーエン
(Almog Cohen)

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現役のイスラエル代表。モラレス同様豊富な運動量を持っており、ボールがあるところにすかさず顔を出す。飛び出しや嗅覚を活かしたポジショニングが上手く、昨シーズンはチームトップスコアラーとなる7ゴールを記録。170cmの小柄な体格ながらヘディングでの得点も記録した。ディフェンスでは90分間集中を切らさず対応し、相手を困らせるタイプ。顔がデニスの植野に似ているのが特徴。因みにブラジル国籍はない。


10.ソニー・キッテル
(Sonny Kittel)

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インゴルシュタットの新10番。昨シーズンまで10番を背負っていたパスカル・グロースのような抜群のパス精度やテクニックはないものの、周りを上手く活かすプレーでチームに貢献した。ポテンシャルはあるものの、伸び悩んでいる感じが否めなく、少し落ち着かないプレーがやや見られただけに復調の兆しが見える今シーズンは期待がかかる。今シーズンからは両利きを買われ、セットプレーのキッカーを務めており、3節レーゲンスブルク戦では早速アシストを記録、6節ザンクトパウリ戦ではFKを直接沈めゴールも記録した。また、リーグ戦チームのファーストゴールもこの男。やや強引ながらも積極的にゴールを狙うインゴルシュタットの攻撃の中心選手。インゴルシュタットのU-17にサミー・キッテルと言う名の弟がいる。


14.ステファン・レックス
(Stefan Lex)

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ゴールハンターの異名を持つ元フォワード。右ウイングを主に出場していたが今シーズンからは前監督のフォーメーションの関係でウイングバックにコンバートされ、ミッドフィールダー登録となった。素早い裏抜けや攻撃のセンスに優れている。いつも死んだ魚のような眼をしており、無気力な表情を浮かべているのが特徴。インゴルシュタットの大塚翔平枠。


17.マキシミリアン・タールハンマー
(Maximilian Thalhammer)

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セカンドチームから昇格した若手選手。攻撃的なポジションを得意としている渡邊凌磨の良きライバル。190cmの長身と恵まれた体格を活かし、ボールキープや空中戦では他を寄せ付けない強さを見せる。セカンドチームでは主力として出場しており、期待の新人としてトップチームデビューも近いと期待を煽っている。


19.マルセル・ガウス
(Marcel Gaus)

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カイザースラウテルンから加入。左サイドでのプレーを得意としている。安定した守備と攻撃的なプレーを買われ、絶対的な地位を得ていたマルクス・ズットナーの穴埋め役として選ばれた。タックルの上手さやインターセプトの上手さも目立つものの、やや経験不足が見られる場面も。フォワードでのプレー経験もあるだけに攻撃参加は見物。


21.トビアス・シュロック
(Tobias Schröck)

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ヴュルツブルガー・キッカーズから加入。守備的ミッドフィールダーやセンターバックと守備的なポジションを得意としている。長身なだけに空中戦が強く、セットプレーでは脅威となる。無理に縦パスをいれない慎重派。文字通りの潰し屋で積極的に最終ラインまでプレスに勤しむ。これまで4部→3部→2部とステップアップしており、昇格へ誰よりも意欲が高い選手かも知れない。顔がやや怖目。まさにシュレック。リーグ開幕戦ウニオン・ベルリン戦でデビュー。ヴァールの負傷離脱からセンターバックにコンバートされている。


23.渡邊凌磨
(Ryoma Watanabe)

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インゴルシュタットの下部組織出身の日本人。本来であれば昨シーズンで契約満了だったが、成長を見かねたチームは契約延長オプションを行使し、契約延長を勝ち取った。今シーズンはトップチームでの出場も期待される1人。切れのいいドリブルや思い切りのいいシュートが持ち味で、ボールから逃げてフリーになるのも魅力の一つ。単身ドイツにわたり3年目となる今シーズン、スタッフコーチ陣からも認められる確かな成長を我々にも見せてくれることに期待したい。


30トーマス・プレドル
(Thomas Pledl)

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ザントハウゼンからレンタルバック。小柄ながら攻撃のセンスが良く、パスにドリブルにやや浮いたプレーを見せる。セットプレーも蹴れるほどのパス精度はチーム随一。クロスも上手く、ウイングで出場していた際はアシストを量産していた。また、ドリブルもキレがあり、セットプレーも蹴ることができる生粋の攻撃型MF。空中戦に弱いのが玉に瑕。


7.パトリック・エベルト
(Patrick Ebert)

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今冬に加入したベテラン選手。ヘルタベルリンユース出身でトップチームデビューを果たし、スペインへ移籍。スペイン2部やロシア・プレミアリーグでも出場経験のある変わった経歴の持ち主。ドリブルのキレはさることながらクロスの質は一級品。セットプレーでもキッカーを務めてきた経験があり、練習生として参加したキャンプでインゴルシュタットの練習試合に起用されると、コーナーキックから得点をアシストするなど即戦力であることを証明して見せた。


23.関根貴大
(Takahiro Sekine)

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浦和レッズから加入した日本を代表するサイドアタッカー。重心が低くスピードに乗った切れの鋭いドリブルと周囲を活かす突破力、高い精度のクロス、豊富な運動量が持ち味で、攻守においてチームの為に献身的に走り回る。ドイツメディアからも浦和からドイツへ渡った先輩・原口元気の影響もあってか期待の目が向けられている。愛称はタカ。3節レーゲンスブルク戦でデビュー。





■ フォワード

 

9.モリッツ・ハルトマン
(Moritz Hartmann)

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ミスターインゴルシュタット。チーム在籍歴はキャプテンであるマティプを上回りトップ。フィジカルやスピード、運動量とどれをとってもずば抜けた能力はないものの、経験を経て培った嗅覚と冷静さで得点を取るいぶし銀のストライカー。昨シーズンはチームの不振や自身の怪我により1得点に終わったものの、ヴァルプルギス監督の初陣でチームを救うゴラッソを決めた。怪我が長引いており、ポジション争いにも大きく出遅れているものの、彼がいるだけでもたらされる安心感はチームにとって良い材料となるだろう。


11.ダリオ・レズカノ
(Dario Lezcano Farina)

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パラグアイ代表フォワード。小柄ながら高いジャンプ力を持っており、前線では体を張るターゲットマンとなる。裏抜けもでき、フリーキックも蹴れる万能な選手ではあるが決定力がやや低めなのが痛いところ。ファウルを貰うのも上手く、昨シーズンはチームの武器となったセットプレーの獲得に一役買った。移籍が噂されていたがチームに残り、昇格を目指し戦うことを決意した。Twitterは鍵垢


13.ロバート・ライペルツ
(Robert Leipertz)

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ポテンシャルはあるものの、どこか伸び悩んでいる選手。昨シーズンシャルケから加入するもチームにはあまり馴染めず、トップチームで使われることは少なくセカンドチームでの出場時間のほうが多かった。今シーズンはフォワードにコンバートされ、心機一転ポジション争いに挑む。


20.ステファン・クチュケ
(Stefan Kutschke)

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194cmの長身フォワード。昨シーズンはニュルンベルクからレンタル移籍したディナモ・ドレスデンで32試合16ゴール6アシストの大活躍。昨シーズンレズカーノへの負担が大きかった役割を軽減させようと補強。圧倒的な空中戦の強さと決定力を活かし、再度ブンデスリーガでの挑戦を狙う。リーグ開幕戦ウニオン・ベルリン戦でデビュー



◇マスコットキャラクター

シャンツィ
(Schanzi)

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インゴルシュタット(都市)の紋章である青い竜をモチーフに作られた赤い恐竜。常に口を大きく開いているアホ顔が特徴で、人の頭に良く噛みつく。日本だと子どもに泣かれるデザイン。自転車に乗ったりと器用な面もあり、愛嬌がある。Facebockアカウントをもっている。

◎あとがき

上記のような面々がFCインゴルシュタット04の選手たちです。私は2年前のひょんなことからこのチームを応援したきた身で、色々記事もどきも書かせていただきました。全ての質問に答えられるかと言ったらそれは別ですが、チームに対する知識はそれなりにあるとは思います。なので、このチームを気になっている方や、選手の活躍や立ち位置がどうかを知りたい方なんかに救いの手を差し伸べられたらなぁと思っています。とはいっても、生まれ変わったチームなので私もあまり知らない面子が多いです。例えば関根選手です。私自身何試合か観たことはありましたが、関根選手にピックアップはしておらず。浦和サポの方にどんな特徴があるかを聞いて自分の意見と相違がないかと確かめたり、プレー動画を見てこういうのが得意なのかと勉強しました。渡邊くんの特徴も自分好みの選手だなぁとは思ってますが、あまり正確には分かっていません。なので、チームを気になっている方や、関根君を見届けたい方とは教える代わりに教えていただくwin-winな関係になれたらなと思っています。チーム自体は観た方は分かる通りあんな感じです。レーゲンスブルク戦は撃ち合いになりましたが、あまり撃ち合いをするチームではありません。得点力もチャンスメイク数No.1のパスカル・グロースがいたものの、下から数えたほうが早い得点数でした。でも、バイエルンを率いていたペップ・グアルディオラが「インゴルシュタットの気持ちあふれる戦いは素晴らしかった。もし世界のすべてのチームが彼らの戦いを目指すチームであればサッカーは世界中で最も魅力的なスポーツとなるだろう」と称賛したように熱い情熱を持ったチームです。力はなくとも気持ちを表したサッカーで這い上がるようなチームなので今はこんな状態ですが長い目でこのチームを見ていただけたらなと思っています。